札幌法律事務所

本件は、相手方がご依頼者様との家から出て別居を始め、代理人を立てて離婚を請求してきた事案でした。
相手方は、離婚を希望する理由として、ご依頼者様からの言動がモラハラに該当する旨を述べていました。

ご依頼者様は、お子様のためにも婚姻関係を継続させることをご希望されていました。
そのため、弁護士も、同居に戻ることを目指すことを前提として動きました。

ご依頼者様の言動にも落ち度はあったものの、相手方の言動にも多分に落ち度がありました。
互いの落ち度を全て指摘するのでは、関係修復を実現させることは困難ですが、これまでに夫婦関係が悪化する原因の部分を無視して合意を成立させても、すぐにまた別居することになるように思われました。

そのため、「より良い夫婦関係を形成するため」に必要なのはどういった取り決めなのか、といった観点から、交渉を行いました。